ストレートパーマ・縮毛矯正で迷ったら長野市の美容室VAN COUNCIL
クセ毛の方には、もうじき梅雨という憂鬱な季節がやってきますね。
髪をキレイに見せることでマイナス5歳は若く見られると言われますが、毎朝時間をかけてセットしても湿気で髪がうねうねになって困る方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
実は、どの年代の女性でも、一番多い髪の悩みとは「クセ毛」です。
日本人の8割~9割は何らかのクセ毛だからという原因もあるかもしれませんね?
一言でクセ毛といっても様々なクセがあり、それを見極めて施術するのが美容師の仕事なのです。
今回はクセ毛でお困りの方へのアドバイスを詳しくまとめたので、「ツヤツヤ」で「サラサラ」のお手入れがしやすいスタイルを手に入れてくださいね。
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ストレートパーマとはパーマを落とす施術?
ストレートパーマとは縮毛矯正とは違い、以前かけたパーマを落とすための施術になります。
ですが、当然薬剤を使っていきますので、パーマ落としくらいのクセならのばすことも可能ですが、あくまでもパーマ落としなのでクセをのばすには限界があります。
毛先の広がりや全体のボリューム感を抑えたい方におすすめで、時間も短く、価格も抑えられます。
クセをのばすことを目的としてない分、クセの度合いによってはうねりが残ることもありますが、扱いやすい髪質になることで、お手入れも楽になるのがうれしいですね。
真っ直ぐでツヤツヤなストレートを希望されるのであれば、縮毛矯正をおすすめします。
希望の仕上がり感にするためには、クセの度合いと薬剤の選択、予算や施術時間などを総合的に判断していきますので、お気軽にスタイリストまでご相談ください。
縮毛矯正とストレートパーマは何が違うの?
1. 施術の目的の違い
縮毛矯正はクセの種類や度合いを判断し、クセ毛をのばして直毛にすることです。ストレートパーマは、あくまでパーマ落としですが波状毛の弱いクセならストレートにすることも可能です。
2. 施術の時間と価格の違い
目的や工程が違うため施術時間と価格も異なります。縮毛矯正は約15,000円~30,000円で3時間前後の施術時間がかかります。一方、ストレートパーマは10,000円前後で2時間位が目安です。
3. 施術工程の違い
■縮毛矯正
- シャンプー~前処理
クセ毛の種類やダメージ度合に合わせて、薬剤の選択や1剤の塗布を時間差で塗布しながら調整 - チェック~お流し
- 中間処理~ドライ
- アイロンで熱処理~2剤塗布
- お流し~ドライ~仕上げ
以上の工程で進めていきますので、時間もかかりますが憧れのツヤツヤ・サラサラのストレートヘアに仕上がります。
■ストレートパーマ
- シャンプー~前処理
ダメージ度合に合わせて1剤の塗布を時間差で塗布しながら調整 - チェック~お流し
- 中間処理~2剤塗布
- アイロンで熱処理~2剤塗布
- お流し~ドライ~仕上げ
縮毛矯正とは工程も違うので仕上がりも変わってきますが、毛量が多くボリュームの出やすい方や、毛先が広がりまとまらない方には時間も早く、ボリューム感や広がりがおさまってお手入れが楽になります◎
ストレートパーマ・縮毛矯正のそれぞれの持続性は?
縮毛矯正は、薬剤による還元がしっかりできていればアイロンの熱で固定されるので、縮毛矯正をした部分はずっとストレートのままでいられます。
ヘアカラーなどの薬液ダメージや、毎日のアイロン使用による熱のダメージなどで、髪にダメージが蓄積されている場合、時間の経過と共にクセが戻ってくることがあります。
また、毛先のダメージなどを考慮して薬液の選定をしても、ベストな還元に届かずに施術を進めてしまったら、軟化不足となり、クセの戻りが出てきてしまう可能性もあります。
どのタイミングで還元を止めるかが大きなポイントになります。
ストレートパーマは、あくまでパーマ落としなので、ウェーブのパーマと同じくらいのおよそ2~3ヶ月の持続性です。
ストレートパーマ・縮毛矯正による髪への負担は?
どちらも薬液を使用するため髪に負担はかかりますが、ストレートパーマは薬液だけなので、縮毛矯正に比べるとはるかにダメージは少ないです。
縮毛矯正は、薬液の負担とアイロンによる熱の負担があり、ダメージの蓄積が大きくなるためトリートメントで負担を軽減させることをおすすめします。
施術後の髪は非常にデリケートな状態なので、髪にやさしいヘアケア剤を使用しましょう。
特にシャンプー剤は、汚れを落とすためにアルカリ性の商品や、強い界面活性剤を使用している商品が多く、キューティクルが開いてしまい、髪の栄養素が抜け出やすい状態をつくってしまいます。髪にやさしいヘアケア剤で、より髪をいたわりながらヘアケアをしてあげましょう。
縮毛矯正とパーマの関係とは?
ヘアスタイルにカールが付くと女性らしさが増して、華やかさを演出してくれます。女性にとってパーマは欠かせないスタイルづくりのアイテムですよね!
しかし、縮毛矯正をすることで、次回パーマスタイルにスタイルチェンジをしたくても、パーマがかかり難くなることがあるんです。
その理由とは、カールをまっすぐにのばして、またロッド径のカールをつくることになるので、髪に大きな負担がかかります。
それと同時に、パーマも縮毛矯正も髪の内部の結合体を1剤で切断して、2剤で再結合させる薬剤を使いますが、全て再結合するわけではないのです。
ダメージが進んだときに髪のハリコシが失われヘナヘナと感じることありませんか?
まさにこの状態になってしまうんです。このヘナヘナ感にカールをつけようとしても、髪に弾力が無いため、カールがダレてしまい、思い描くカールのリッジが出ません。
また、技術的にアイロン操作で力任せに髪を潰してしまうと円筒形が楕円状に変化してしまい、均等なカールがつくれなくなってしまう事があります。
「縮毛矯正の次は、パーマがかかりにくい」このことを覚えておくと、次どんなスタイルにしようか?と思い描くときに参考になるはずです。
縮毛矯正やストレートパーマの持続性を上げる方法とは?
せっかくキレイに仕上がったストレートヘア!この状態を少しでも長く維持したいですよね。
しかし、より効果を持続させるには、いつも通りのヘアケアでは限界があります。
それなりの努力とヘアアイテムが必要になりますので、次の点に注意してヘアケアをしてください。
①施術当日の髪の取り扱い
施術当日のシャンプーは控えて24時間以降にしましょう。髪もお肌と一緒でph5.5位の弱酸性域で安定しています。 水道水は中性のph7.0であっても、髪にとってはアルカリ側となり、髪が膨潤してキューティクルを開いてしまい、髪内部の栄養素が出やすくなってしまうのです。そのため、施術当日は髪を濡らさないことを心がけてください。
②髪に良いアイテムでヘアケアをしましょう
サロンではしっかりとヘアケアをしていますが、どうしても一部の薬剤成分が髪に残ってしまいます。これにより、髪は非常にデリケートな状態で、ダメージも受けやすくなってしまいます。そこで、髪の状態に合わせたヘアケアアイテムで、ケアすることで持続効果をさらに長持ちさせてくれることが可能です。
まずシャンプーですが、弱酸性の商品や洗浄力の強すぎないものをお使いください。次にトリートメントで髪に栄養を与え、被膜をつくっておくことがとても大切です。お顔のケアと一緒で、被膜がないと水分が抜け出て乾燥毛になり、パサツキを感じ始めます。
さらには、毛先がまとまらずにゴワついてもきます。髪の状態に合わせて洗い流さないトリートメントなどで、髪の滑りを良くして、摩擦が少なくなるようにしておきましょう。
洗い流さないトリートメントは、ドライヤーやアイロンの熱から髪を守ってくれる働きもあるので、気になる方はスタッフまでお尋ねください。
③髪は摩擦に弱い!
マフラーを取るときや、セーターを脱ぐとき、ブラッシングのときなども静電気は発生します。 また、髪の毛同士の摩擦でも静電気は発生するんです。静電気が起きて「パチッ」とする瞬間が放電なんです。この放電により髪のキューティクルが傷つけられてしまう場合もありますので注意しましょう。
また、ヘアカラーの色の変化や、色落ちなどにも影響を及ぼし、縮毛矯正やストレートパーマの持続力を下げることも分かってきました。静電気を起こさないようにするには、髪の水分バランスを保つことと、髪を乾燥させないようにヘアケアをするのが大切です。
④トリートメントは必ずしましょう
弱酸性やアミノ酸系シャンプーだと、それだけで手触りが良いので「シャンプーだけいいや」という方も多いのですが、トリートメントも必ずしましょう。髪に栄養を与えながら被膜をつくることで、ドライヤーやアイロンの熱から守り、髪の乾燥を防ぐ効果があります。
⑤サロンのトリートメントで定期的なケアも
縮毛矯正やストレートパーマをかけると、マメに美容室に行く必要が無くなると思いがちですが、しばらくすると毛先の質感が気になってきます。これは、毛先の施術履歴数により髪のダメージが進行している事の結果です。
次の縮毛矯正やストレートパーマの前にサロンでのトリートメントでヘアケアをしておきましょう。サロンのトリートメントをしておくことで、ツヤ感やストレート感をキープできるので、月に1回~2ヶ月に1回のメンテナンスをしておくことが大事です。ダメージの予防と、ずっとキレイなストレートスタイルをキープすることが期待できます。
まとめ
縮毛矯正やストレートパーマは、薬剤的にも強めの薬を使用していきますので、髪質診断によっては施術をお断りする場合もあります。クセの状態と種類、ダメージの度合い、薬液選定、処理剤の種類、タイミングなどの経験と知識と実績により、仕上がり方が変わってきます。
また、アイロンの温度設定や力の加減、操作方法などの技術力でも結果に差が表れてきますので、ぜひ経験豊富な私たちにお任せください。